回復期ブログ

2025年10月08日

第4回リハビリ室内症例研究発表会を開催しました

こんにちは、リハビリテーション室ブログ係です。
9月末に、毎年恒例となっているリハビリ室内症例研究発表会を開催しました。

今回で4回目となる発表会には、院長やリハビリテーション医の先生にもご参加いただき、質疑応答も活発に行われました。

発表された演題は以下の8題です。

  • 脳幹梗塞で片麻痺を呈し、早期から安全懸架装置を使用し8週でT-cane病棟歩行自立に至った症例
  • 集団活動提供による効果の検証 -病棟での離床時間拡大を目指して-
  • ABMS-Ⅱ(基本動作評価)と歩行の関連性
  • 自己免疫介在性脳炎により高次脳機能障害を呈した患者に対し調理訓練を通じて注意機能と病識低下に焦点を当てて介入した事例
  • 退院時歩行自立群と歩行非自立群における入院2週間後のFBS変化の比較
  • 障害への理解を促したことが左半側空間無視の改善につながった症例について
  • 整形外科疾患患者におけるレール走行式免荷装置を用いた歩行訓練の即時効果
  • 当院訪問リハビリテーション利用者における自主トレーニング継続に関する調査

毎年開催されるようになったことで、これまでの研究を継続した取り組みや、新棟に導入された設備の効果を検証する発表、回復期での離床に焦点を当てた研究など、日々の臨床や業務上の課題に基づいた前向きな発表が多くみられました。

また、11月に開催される「リハビリテーションケア合同研究大会 in 大阪」および「世田谷区医師会医学会」においても、当リハビリ室から2題ずつの発表を予定しています。
今後もこのような研究活動をリハビリ室全体で積極的に推進していきたいと思います。

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